-
- 2025.02.14セルフトレーニング① 「語彙力を鍛える!」
-
今回は、自分一人でもできるトレーニング方法「セルフトレーニングその1.『語彙力トレーニング』」をお届けします。 前回、お伝えした「言いたいことが伝わらない悩み」を解消するためにも、自分の気持ちや考えを的確に表す語彙力が必要です。「この人の話、分かりやすい」「説得力がある」と思われる人の多くは、的確な語彙を選ぶ力に優れています。
➡ 語彙力を鍛えるメリット
►説得力の向上: 適切な言葉を選べることで、話に深みと正確さが加わる。 ►相手の理解がスムーズに: 明快な言葉で説明できるため、誤解が減る。 ►印象が良くなる: 伝わる言葉を使うことで、知的で洗練された印象を与える。
➡ 語彙力向上のコツ
►シンプルな言葉を恐れない: 難しい言葉を使うことがゴールではなく、相手が「分かりやすい」と感じることが最重要です。 ►反復練習をする: 覚えた語彙を何度も使うことで、自然に身につきます。
➡ 語彙力トレーニング方法
① 毎日「言い換え」練習をする
言葉のバリエーションを増やすには、普段使っている表現を別の言葉に置き換える練習が効果的です。 また、同じ言葉でも、「どの程度」や「どのように」などを付け加えると、表現力が上がり、より思いが伝わります。
[具体的な例] ►「楽しい」→とても、かなり、まあまあ、けっこう、思ったより、・・・「面白い」「心が躍る」「充実している」 ►「大変」→とても、かなり、まあまあ、けっこう、思ったより、・・・「骨が折れる」「厄介」「手がかかる」
[実践法] ►日記やメモをつけるときに、同じ言葉を繰り返さないように意識する。 ►一つの単語に対して類義語を3つ挙げてみる。同様に、反対語も挙げて、反対語を使って表現してみる。
② 語彙帳を作る
新聞や本を読んでいて「この表現、いいな」と思う言葉に出会ったら、それをメモしましょう。その際、例文も一緒に記録することをお勧めします。
[実践法] ►スマートフォンのメモ機能や手帳を活用して、自分だけの「語彙ノート」を作る。 ►定期的に見返して、実際の会話で使ってみる。一度でも使えば、自分の言葉になっていきます。
③ 週1回「テーマスピーチ」をする
自分でテーマを決めて、それについて3分間話してみましょう。このとき、できるだけ普段使わない言葉や表現を意識して取り入れることがポイントです。
[例] 「旅行」「未来の夢」「最近学んだこと」など、話しやすいテーマを選ぶ。
[実践法] ►話した内容を録音して聞き返す。 ►語彙が足りない部分があれば、辞書やネットで調べて次回に活かす。
④ お気に入りの作家やスピーチを真似する
好きな作家の本や、尊敬するスピーカーの言葉を意識的に取り入れることで、自然と表現の幅が広がります。
[実践法] ►興味がある分野の名言集やスピーチ動画を視聴し、心に響いたフレーズを書き留める。 ►そのフレーズを日常の会話で活用してみる。
まとめ
語彙力は一朝一夕では身につきませんが、毎日少しずつ取り組むことで、確実に力がついていきます。
「自分の言葉が相手に届いた」と感じられる瞬間は、きっとコミュニケーションがさらに楽しくなるきっかけになります。ぜひ今日からトレーニングを始めてみてください!